京都MAC・感謝の集いに参加しました

今日は、京都MAC感謝の集いに、代表上原が参加しました。

大阪城東区保護司の先生と一緒させていただきました。

午前10時半から午後3時半までのプログラムでしたが

内容はとても盛りだくさんで、時間があっという間でした。

 

会場の写真NGで、開始前の写真しかありませんので

場の雰囲気を言葉でお伝えするのは、難しいな〜と思うのですが

手作り感を感じられる、とても心温まる和やかな会でした。

 

午前中は、京都MACの当事者の方のお話。

・買い物依存

・クレプトマニア

・アルコール

・薬物

・ギャンブル

 

バラエティ豊かな(?)依存症者の方達の話を

一気に聞ける機会なんて、そう滅多に無いんじゃ無いかというぐらい

貴重なお話を聞かせていただきました。

 

午後からは埼玉県立精神医療センターの成瀬先生のお話でした。

成瀬先生のお話は、去年のアルコール関連問題学会から2度目ですが

やっぱり今回も涙腺崩壊でした。。。

成瀬先生のお話は「患者様から全て教えてもらったこと」と言うスタンスなのです。

詳細はNADAの勉強会でシェアしたいと思いますが

今、医療関係者に必要なのは「意識改革」であるということを

平易な言葉で

核心をついて

お話されていて、一言一句、医療人として心に刻むべき言葉の数々でした。

 

「依存症の治療・支援は、決して特殊なものではありません。」

「他の疾患と同様に、患者を尊重し、つらさを共感し、信頼関係を築いて、当たり前の支援を続けて行くことが大切であると考えます。」

「断酒・断薬を強いる対応は害である。」

「懲らしめてよくなる病気は無い」

「ハームリダクションの考えは、私たちに当たり前のことを気づかせてくれます。」

「依存症の治療・支援を特殊なものにしてきたのは私たち(医療人)の意識に他なりません」

 

依存症以外の患者様には当たり前にできているのに

依存症となると「いや、それは、、、」となる。

 

その硬直した意識って

患者にとっても鍼灸師にとっても

デメリットしか無いんでは無いかと思うのですが。。。

 

依存症問題を鍼灸業界に拡げるためには

1ミリ、1歩、1人、前へ。

を目指して、諦めずに活動を続けていくしか無いのかな、と思います。

 

明日は、大阪と東京でリカバリーパレード。

回復を祝う祭典に参加します。