少し前になりますが、8月21日、大阪刑務所にお伺いして
NADA のお話を聞いていただきました。
その内容をご報告させていただきます。
お話を聞いてくださったのは主席矯正処遇官と庶務課長のお二人
NADA JAPAN からは、理事の西原先生と、私上原です。
NADAについての概要の説明と、大阪刑務所に於いて薬物事犯受刑者に対して耳鍼治療の導入のお願いをさせていただきました。
大阪刑務所からのご意見は
・個人的にはとても興味があるが、鍼を刺すとなると医療(治療)行為となるので、薬物矯正プログラムに組み込むためには、局(法務省矯正局)の許可が必要となる。
・下総(しもふさ)のように独自でやることは可能だが、あくまでの教育の一環として。治療となると難しい。。。
・概要は把握できたので、上に報告する。大阪刑務所だけでの判断はできない。
・やるとなると、(薬物)受刑者全員に強制することになる。
・今、SMAARPのエビデンスを取り始めたところで、さらに耳鍼となると、効果が分散してしまうのではないかという懸念がある。
・刑務所よりも、更生保護施設や保護観察所の方が任意性が高いので導入しやすいのではないか。(過去、西川先生の岡崎自啓会での実績もある)
まずはNADAを知っていただけたら、という思いでお話させていただきましいたが、
予想以上に熱心に聞いてくださり、私たち2人、とても清々しい気持ちになりました。
刑務所に訪問したのは初めてでしたが、想像していたよりはるかに建物が綺麗で、刑務所の方もフレンドリーでした。
おかげさまで、「刑務所!」という緊張感があったのですが、すぐにほぐれ
結果的に1時間半もお話をさせていただき、私としては大満足の結果となりました。
この一歩は小さな小さな一歩だけど
NADAにとっては大きな大きな意味のある一歩となりました。
引き続き、刑務所へのアプローチを続けます!