12月24日
NADAの創設者 マイケル・O・スミス博士がお亡くなりになりました。
とても悲しいです。
今年5月のNADA USAカンファレンスでMichael Smith博士に初めてお目にかかりました。
体調を崩されている、というお話は耳にしていましたが、
正直ここまでとは思っていませんでしたので、
車椅子の先生のお姿を見たときはショックでした。
会話は出来ませんでしたが、先生と握手をして「日本から来ましたよ」
とお声をかけさせていただくと
少し嬉しそうに、しっかりと目を見て頷いておられました。
あの時のSmith博士のぬくもりは、一生忘れることはありません。
今、NADA は世界40カ国に広まっていますが
1970年にSmith博士が始められた時は
今の日本と同様、
理解されないもどかしさと
依存症に対する偏見と
経済的な問題が山積みだったと思います。
その中で、決して信念を曲げることなく
愚直に継続してきたSmith博士と
そのSmith博士に共感し活動を共にしてきた仲間たち。
40年という長い歴史がめぐりめぐって
最後に日本に辿りついたと思うと
今年NADA JAPANとしてカンファレンスに参加できたことは
奇跡であったとつくづく思います。
生前Smith博士は、日本でNADAができることを心待ちにしておられた、と聞きました。
ぜひ日本でやって欲しい、と願っておられたと。
その想いを実現することができて、本当によかったです。
まだまだ歩き始めたばかりのNADA JAPANですが
Smith博士が築いてこられたNADA 5NPとNADA Spiritを守り、育み、必要とされている場所へ届ける。
この使命を果たして行きたいと思っています。
Smith博士、どうぞ安らかに。
「勇者が歩む道は、荒く険しい。しかし、その道には、無数の小さく可憐な花が咲くであろう。」